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TOPICS - Achivement

当社大野が関わった「グローカル時代の景観デザイン」が出版されます!

大野が、4年間、参加した日本建築学会グローカル景観デザイン小委員会の活動・研究成果として、令和7年1月に「グローカル時代の景観デザイン」が鹿島出版会より刊行されます。
元来ローカルなものである景観に、グローバルな情勢が多大な影響を及ぼすようになった「グローカル」時代。気候変動や自然災害に対する取り組みはダイレクトに景観に関係し、新型コロナウイルスはライフスタイルを変化させ大都市・地方の景観を変えている。ローカルに立脚しつつ、幅広く長期的視野をもち豊かな景観デザインを考える一冊に仕上がっています。
ぜひ、手に取っていただけると幸いです!


 
 
 

「黒石市わのまちセンター」がオープンしました!

黒石市わのまちセンターのオープニングセレモニーの様子
黒石市では、子育て世代への支援の充実や多世代の市民が交流する場の創出、現市役所庁舎の老朽化などの課題解決に向けて、2021年より旧大黒デパート跡地や現市役所庁舎の建設地等を含めて、まちなかエリアのリノベーションプラン策定に着手するとともに、エリアの核となる市役所窓口業務や福祉業務、子育て世代の支援、交流スペース等を有する施設の整備に取組みました。
当社は設計共同体の構成員として、市民意向の把握やオープンスペースにおける社会実験、子育て支援に取組む団体等へのヒアリング等を通じて、エリアの将来像、エリア内の施設整備の方向性、回遊やにぎわいをエリア全体に展開、定着させるための方策等を定めたエリアリノベーションプランの策定を担当しました。
近年、空き店舗やオープンスペースの活用等、エリアリノベーションの取組みに少しずつ芽が出始める中、2024年10月15日に市役所窓口や子育て支援等の機能を有する「黒石市わのまちセンター」がオープンしました。
これから、子育て世代を中心に幅広い世代の市民が交流するとともに、まちなかに賑わいをもたらすことが期待されます。
【概要】
場  所:黒石市市ノ町ほか地内
延床面積:約3,411㎡
構造階数:鉄骨造2階建て(横町交流館は木造平屋建て)
施設用途:市役所窓口(戸籍、子育て支援、税、福祉等)、子育て支援機能、多世代交流機能、多目的会議室等
業務期間:2021~2023年度
受 託 者:梓・都市環境研・蟻塚設計共同体(代表:梓設計)
担 当 者:大野整、酒井沢栄、下山万理子、西村卓也
 
 
 

大野、原田、関が執筆した「造景2024」が出版されました!

造景では、「景観法20年の到達点—全国30の実例に見る」と題し、景観まちづくりに関する特集を組みました。当社が長らくサポートしている鎌倉市の景観形成について、「継承と創造の景観づくり」と題し、大野、原田、関が共同執筆しました。
鎌倉市では景観法制定以前からの取組みを土台に、景観法の活用をはじめ様々な諸制度の活用、独自施策を組み合わせて継承と創造の景観づくりに取り組んでおり、その概要をまとめています。
同書では、鎌倉市を含む全国の主要な景観活動から30地区が選定され、自治体の景観施策や住民との連携による景観まちづくりの実態が紹介されており、読み応えのある1冊になっています。
ぜひ、手に取っていただけると幸いです!
 
 
 

「高尾山ふもと公園」がオープンしました!

京王高尾線高尾山口駅前に位置する公園と河川空間の一体的整備、その利活用の方法の検討を支援した「高尾山ふもと公園」が令和6年(2024年)3月にオープンしました。当社では、上位計画にあたる「高尾山口駅周辺地区都市計画方針(2016年)」、「高尾山口駅及び参道周辺整備計画(2019年)」の策定から高尾山口駅周辺地区のまちづくりを支援してきました。
本公園整備にあたっては、河川整備を進める東京都と公園整備を進める八王子市がお互いの検討を共有・調整、利用者である地域住民や商業者、来訪者等とのワークショップの開催を支援しつつ、公園の設計を進めました。
当公園は、高尾山の玄関口となる公園として、フィールドミュージアムの場として、地域のコミュニティ形成の場となることを意図するとともに、高尾山のふもとをより楽しむ(きっかけとなる)公園として整備されました。
ぜひ一度お立ち寄りください。

[発注者]     八王子市 
[受託年度]    2018年度~2023年度(一部、受託外期間を含む)
[担当]     (株)都市環境研究所(酒井、関、甲田)
[設計等協力者] (株)FOLK
[敷地面積]   約1,300㎡
 (株)FOLK ホームページ(https://www.f-o-l-k.jp/
地域の想いも踏まえて実現した公園と水辺の光景
高尾山内で見られる樹木を配した園内
園内にかつてあった樹木から製材したけやきベンチ
水辺も見ながらくつろぐ駅前のベンチ
登山客のための足洗い場
フォトスポットになっている保存したカエデ
 
 
 

九州事務所が設計監理を行った「住吉神社能楽殿(指定文化財)」がオープンしました!

九州事務所は、福岡市に所在する福岡市指定有形文化財(建造物)住吉神社能楽殿について、令和3年度から3年にわたり設計監理に携わってきました。
雨漏りによる屋根葺替え等「文化財を健全化するための修理工事」、耐震補強や空調設備・トイレ設備整備等「多様な活用に対応するための整備工事」の設計監理を実施しました。今後の外部空間活用を重視し、隣接する伝統的建造物である神徳殿も取り込んだ空間デザインも行いました。
文化財をはじめ歴史文化を取り巻く環境において、文化財の所有者や地域との対話を続けながら、調査、計画、設計監理から活用支援へと、一貫して事業に関わる九州事務所の実績として報告します。
今後は能や狂言など伝統芸能だけでなく、国際会議やレセプションを開催するなど「ユニークベニュー」としての活用も期待されています。
能舞台・楽屋ともに、様々な利用ができますので、ぜひご利用ください!

【施設概要】
工事名称:「令和3~5年度住吉神社能楽殿整備工事」(竣工年月:2023年9月)
敷地面積:25,350.20㎡
延床面積:  498.92㎡
構造階数: 木造平屋建
建築主 :宗教法人 住吉神社 代表役員 宮司 横田昌和
設計者 :赤松 悟・角田雅季(都市環境研究所九州事務所一級建築士事務所)
監理者 :赤松 悟・角田雅季(都市環境研究所九州事務所一級建築士事務所)   
施工者 :株式会社小山社寺工業所(福岡県福岡市東区馬出5丁目36-43)
全景
能楽殿と神徳殿
オープニングの様子
 
 
 

当社が関わった「六番町偶数番地地区地区計画」が都市計画決定されました!

当社では、地元住民による案の提出から始まった千代田区六番町偶数番地地区の地区計画の検討を支援し、令和5年の9月に都市計画決定されました。
検討の過程では特に建築物の高さ制限について住民の意見が分かれ、途中でコロナ禍もあって検討が長引きましたが、マンション、企業、学校等との意見交換を重ね、最終的には番町らしい街並みや落ち着いた環境を守りたいという住民の強い思いを反映して、周辺の地区計画よりも建築物等の高さの最高限度を低く定めた地区計画となりました。
総合設計を用いる場合でも高さ制限の緩和を行わない一方、区分所有マンションが地震等により全半壊した場合には高さ制限の特例を認めることも特徴となっています。

【業務概要】
 対象地区:千代田区六番町偶数番地地区 約5.2ha
 委託者 :千代田区
 委託期間:平成30年度~令和4年度
 担当  :藤野康、藤井祥子ほか
地区北側道路沿道の街並み
地区内の街並み
意見交換の様子
 
 
 

当社メンバーが関わった「協会ビジョン2023」が発行されました

一般社団法人都市計画コンサルタント協会の「協会ビジョン2023」が発行されました。
このビジョン検討委員会には当社の實方も参加し、今般の都市計画コンサルタントが関わるテーマの広がりや、求められる役割や技術等について議論を重ね、分担執筆しました。
「都市計画コンサルタントって?」にも答えるべく、ビジュアルな冊子もありますので、ぜひご覧ください。

リンク先
都市計画コンサルタント協会 協会ビジョン2023(広報用冊子)
都市計画コンサルタント協会 協会ビジョン2023(本編)
 
 
 

「まちを変える景観デザインレビュー」が発行されました!

“建築等を通じた良好な景観形成・まちづくり推進協議会”は、建築関連5団体※が、良好な景観形成に向けた建築活動の活性化のための情報の発信や各地域の活動に対する支援等を総合的に行っています。
本協議会では、建築設計時に、建築・ランドスケープ等の様々な専門家と創造的な議論を通して景観形成の協議・調整を行う景観デザインレビューの普及啓発に近年取り組んでいます。この度、その普及啓発の一環として、設計に携わる方々のインタビューをもとに作成した事例集「まちを変える景観デザインレビュー」が本協議会から発行されました。
弊社は、本協議会が設立した2009年より運営支援をしており、今回の事例集の企画・編集を行いました。
※建築関連5団体:(公社)日本建築士会連合会、(公社)日本建築家協会、(一社)日本建築学会、(一社)日本建築士事務所協会連合会、(一社)日本建設業連合会

【開催概要】
発   行:建築等を通じた良好な景観形成・まちづくり推進協議会(事務局:(公社)日本建築士会連合会)
企画・編集:㈱都市環境研究所(小出、谷口、西村、甲田)
      (企画・撮影・編集協力:石川望)
      (デザイン:清水真美子/㈱マミコ社)
協   力:国土交通省 住宅局 市街地建築課

建築等を通じた良好な景観形成・まちづくり推進協議会ホームページ
https://www.kenchikushikai.or.jp/torikumi/machitsukuri-kyogikai/index.html
「まちを変える景観デザインレビュー」
-  国交省ホームページ
景観デザインレビューによって実現した空間(事例集より抜粋)
景観デザインレビューに関わる主役たちのイメージイラスト
景観デザインレビューが行われた 那須塩原市図書館みるる
 
 
 

JR古賀駅東口周辺地区まちづくりガイドラインが策定されました!

JR古賀駅東口周辺において、令和元年より、工場用地の土地利用転換による低未利用地の有効活用、居住・商機能などの都市機能の強化、道路等の基盤整備などを目的とした検討を進めてきました。
弊社では、地方都市におけるウォーカブルなまちづくりの推進を念頭に、道路や駅前広場、公園などの都市の骨格的基盤の整備方針を取りまとめた「JR古賀駅東口周辺地区整備基本計画」のほか、より具体的な空間のデザインや景観、周辺環境に配慮したまちづくりの方向性を示した「JR古賀駅東口周辺地区まちづくりガイドライン」の策定を支援しました。
また、現在東口に引き続き、JR古賀駅西口周辺地区において整備方針等検討の支援を行っています。
駅と公園を結ぶデッキのイメージ
シンボルとなる公園のイメージ
ガイドライン公表イベント
 
 
 

渋谷二丁目西地区市街地再開発組合が設立されました!

2023年1月16日に東京都知事より認可を受け、渋谷二丁目西地区市街地再開発組合が設立されました。国内外の注目を集める大規模再開発が相次ぐ渋谷エリアにおいて、当社が事業推進を行い、組合設立を果たした再開発事業は「渋谷駅桜丘口地区」に続き、二件目となります。
2016年度のまちづくり協議会より始まった当地区の再開発は、渋谷エリア最大規模の再開発事業として、渋谷の広域交通機能の強化と東口エリアにまちの広がりを生む都市基盤の整備、国際競争力強化に資する都市機能の導入、防災対応力強化と環境負荷低減を目標としております。
当社はこれまでの準備組合設立(2018年)、都市計画決定(2022年)、再開発組合設立(2023年)等に関わる業務の支援に引き続き、今後も2029年(予定)の竣工を目指して、権利変換計画認可に向けた事業推進を担当します。

【施設概要】
敷地面積: A街区:約1,700㎡
      B街区:約12,800㎡
延床面積: A街区:約4,200㎡ (容積率約160%)
      B街区:約255,000㎡(容積率約1,570%)
階  数: A街区:地上5階・地下1階
      B街区:地上41階・地下4階
最高高さ: A街区:約50m
      B街区:約208m
主な用途: A街区:店舗 等 
      B街区:事務所、店舗、ホテル、人材育成拠点、バスターミナル、熱源機械室、駐車場 等

【事業工程】
2018年1月  準備組合設立
2022年3月  都市計画決定
2023年1月  市街地再開発組合設立
2024年5月  権利変換計画認可予定
2029年    竣工予定

- 東京都都市整備局 報道発表内容
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/01/13/03.html
 
 
 

水戸市泉町1丁目北地区の再開発ビル(水戸市民会館等)が竣工しました!

 JR水戸駅から約2kmに位置する当地区は、北側の芸術文化活動の拠点である水戸芸術館と南側の市内の商業の中心拠点である京成百貨店の間に挟まれており、水戸市の中心市街地の核となる場所にあります。
 2013年に東日本大震災で被災した市民会館を当地区へ移転する方針を水戸市が決定したことにより、水戸芸術館、京成百貨店と連坦した芸術、文化、商業の交流拠点形成を目標とした当地区の事業化が加速しました。
 設計は、プロポーザルにより選定された伊東豊雄建築設計事務所と地元の横須賀満夫建築設計事務所がJVを組成したうえで、ECI方式を導入し、実施設計段階から竹中工務店の技術協力を得ることで、工程及びコストをコントロールしながら工事を進め、2022年10月31日に施設建築物が完成、同年11月13日に竣工式典が執り行われました。
 やぐら状の木組みが特徴である水戸市民会館は、ホール等を主要用途としつつ、ギャラリーやラウンジ等も備えており、市民の日常利用も可能な、気軽に立ち寄りたくなる魅力的な施設となっています。今後、周辺道路も整備される予定であり、特に当地区北側の道路は、水戸芸術館の屋外広場と当地区内の北側歩行者空間までの一体的な利用を想定し、段差のない道路として整備されます。
 当社は、2008年の事業化検討段階から携わり、権利者や水戸市等の関係者との調整、事務局支援など再開発事業の全般の総合調整等を担いました。

※ECI方式(Early Contractor Involvement):プロジェクトの設計段階より施工者(建設会社)の技術力を設計に反映させることでコスト縮減や工期短縮を目的とした発注方式

【施設概要】
敷地面積:約8,285㎡
建築面積:約6,952㎡ (建蔽率:約84%)
延床面積:約23,232㎡ (容積率:約257%)
階  数:地上4階 地下2階
建物高さ:約34m
主な用途:公共施設(各種ホール、会議室、店舗、駐車場)
構造種別:鉄筋コンクリート造、一部 鉄骨造 及び 木造

[設計・工事監理] 伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所 共同企業体
[施設建築物施工] 竹中・株木・鈴木良・葵・関根特定建設工事共同企業体

【事業工程】
2003年6月  準備組合設立
2016年7月  都市計画決定
2018年5月  事業計画認可
2019年3月  権利変換計画認可
2022年10月 施設建築物竣工
2023年7月  市民会館オープン(予定)

泉町1丁目北地区市街地再開発組合ホームページ http://www.izumicho-saikaihatsu.com/
水戸市民会館ホームページ https://www.mito-hall.jp/
竣工式典
やぐら広場
北(水戸芸術館)側の夕景
 
 
 

九州事務所が、調査、計画~設計監理を行った「屋形古墳群ガイダンス広場」が竣工しました!

九州事務所は、うきは市に所在する国指定史跡屋形古墳について、平成26年度から継続的に、指定地周辺も含めた保存活用及び周辺環境整備の支援に携わってきました。装飾古墳は全国的に珍しくうきは市の代表的な歴史文化の遺産として、地域の生活環境を守りつつ地元活動と見学者の来訪を適切に受け止めるため、指定地に隣接してガイダンス広場を整備しました。
そのうち、広場はおもに池田が計画し、建築は赤松が設計しました。地元ワークショップでの意見を反映させつつ、軒を出桁と腕木方杖で受けて深くするうきはで良く見かける形態意匠を取り入れました。監理は赤松と宮島が担当しました。久留米県土事務所の指導により、無事、建築確認を完了し、広場の完成を待って、令和3年6月に「屋形古墳群ガイダンス広場」として供用を開始しております。
文化財や歴史文化を取り巻く環境において、調査、地域との対話、計画、設計監理から供用開始へと、一貫して最後まで事業に関わる九州事務所の実績として報告します。
【施設概要】
工事名称:「屋形古墳群整備事業ガイダンス施設建設工事」(竣工年月:2021年6月)
敷地面積:1,871.89㎡      建築主:うきは市
建築面積: 57.98㎡       設計者:赤松 悟(都市環境研究所九州事務所一級建築士事務所)
延床面積: 46.18㎡       監理者:赤松 悟(都市環境研究所九州事務所一級建築士事務所)
構造階数:木造平屋建      施工者:株式会社総建(福岡県うきは市浮羽町朝田268-1)
 
 
 

『最近10年の仕事』2020版の完成

この度弊社の業務概要「最近10年の仕事」を改定いたしました。
この10年は、2011年の東日本大震災をはじめ多くの災害を経験し、同時に都市政策・都市づくりのあり方も方向転換する激動の時代となりました。そのような中、2020年には弊社も創設50年の節目を迎えました。

この冊子の表紙には将来の都市に対する若手スタッフの思いやビジョンが描かれています。このビジョンとともに、これからの時代の価値観や都市政策のニーズに応えられるプランナーとなるべく精進してまいります。



閲覧・PDFダウンロードは以下のリンクへお進みください
最近10年の仕事(2011-2020年度版)PDF
表紙:スタッフが思い描く都市ビジョン
p1,2:本冊子のコンセプト
 
 
 

弊社大野、實方が関わった「洋光台南第一住宅の新管理事務所棟」が完成しました!

開所式の様子
2016年度より団地再生のサポートを続けている洋光台南第一住宅において、2021年3月、新管理事務所棟が完成し、4月12日に開所式が開催されました。
コロナ禍でありましたので、管理組合、住民代表、新管理事務所棟の建設関係者によるコンパクトな開所式でしたが、住民意向の把握の様子、旧管理事務所の解体と新管理事務所棟の建設の様子が写真、動画により披露され、素晴らしい式典になりました。
団地の入居がスタートして2021年3月で50年の節目を迎え、次の50年に向けて、施設の運営やコミュニティの形成など、これからもサポートを続けてまいります。
この度は、おめでとうございました!
(記念撮影のため、一時的にマスクを外しています)
 
 
 

弊社高鍋が関わった「都市計画の構造転換」が出版されました!

 日本都市計画学会では、新旧の都市計画法制定50年・100年を記念して2016年より種々の事業を実施しています。これらの事業の成果として、都市計画法制の歴史とその展開、近未来の課題を踏まえて、今後の都市計画及び都市計画法制の方向性を体系的にとりまとめた書籍『都市計画の構造転換―整・開・保からマネジメントまで』を本年3月に刊行し、それを記念してシンポジウムも開催いたしました。
 本書は時代の転換点にあって今後の都市計画法制がいかにあるべきかについて、骨格となる都市計画の規制誘導の手法、地域レベルのまちづくりの手法、さらに都市をマネジメントしていく手法、などについて30の論考により多角的に論じています。
 弊社高鍋も一部執筆しておりますので、手に取っていただけますと幸いです。
 
 
 

弊社大野が関わった「生きた景観マネジメント」が出版されました!

日本建築学会生きた景観マネジメント小委員会では、つくる時代からつかう時代への本格的適応を大きな主題とし、「生きた景観の創造とマネジメント」に焦点をあて、現状の課題を抽出し、課題解決に向けた技術や制度の研究に取り組んできました。
その成果として、環境の変化を受けながらも、いまも生き生きとある都市やまち、場所を物語る「生きた景観」を生み、育てるマネジメント手法を描いた「生きた景観マネジメント(日本建築学会編)」が令和3年2月に出版されました。
弊社大野も同小委員会に参加し、分担執筆しています。
ぜひ、手に取っていただけると幸いです!
 
 
 

事業コンサルタントとして携わった蓮田駅西口地区が竣工しました!

埼玉県にあるJR蓮田駅の西口では、昭和55年より、駅前広場の整備や再開発事業による都市型住宅の誘導等を目的とした検討が進められてきました。様々な事業環境の変化を受けながらも、2020年10月に店舗、公益施設、共同住宅を中心とした再開発ビル「プレックス蓮田」が竣工し、2021年3月に事業が完了しました。
本事業は、「特定建築者制度」を活用した市街地再開発事業であり、特定建築者が再開発ビルを建築するため、施行者は資金調達に関する負担が軽減されるなどのメリットがあります。当社は、主に事業計画や権利変換計画の作成、価額確定に関する業務を行いました。
【施設概要】
敷地面積  :6,821.11㎡
建築面積  :4,177.94㎡
容積対象面積:16,438.39㎡
延床面積  :21,741.49㎡
階  数  :地上14階
建物高さ  :43.54m
主な用途  :住宅、店舗、診療所、公益施設、駐車施設
構造種別  :鉄筋コンクリート造、鉄骨造

【事業工程】
1985年10月 都市計画決定
2000年2月  事業計画認可
2017年6月  権利変換計画認可
2018年2月  特定建築者決定
2020年10月  竣工
2021年3月  事業完了
歩行者用通り抜け通路
施設2階 テレワークスペース
施設2階 子育て支援
 
 
 

計画・設計・監理に携わってきた「道の駅 伊豆月ケ瀬」が竣工・開業しました!

 伊豆縦貫自動車道の南進による月ケ瀬IC開通にあわせた新しい道の駅の地域振興施設。伊豆半島の中心に位置する立地特性や天城の山々、狩野川の清流といった地域の風景を最大限活かし、情報発信や地産地消の物販・飲食といった観光機能を備える施設とするとともに、地域の人たちが日常的に使えるコミュニティ拠点として整備しました。
 狩野川に隣接して整備された本施設では、川に対して開かれた設えにすることで川との視覚的な繋がりを創出するとともに、水際公園やテラスを含んだ狩野川との一体的な空間形成を実現しています。この川との繋がりは風景としてのトータリティの獲得を目指して地元住民や各関係主体と共に検討・調整を行った成果であり、本施設の最大の特徴として他の道の駅との差別化に寄与しています。

【施設概要】
敷地面積:3794.49㎡(整備範囲としては7,297.46㎡)
建築面積:659.21㎡
延床面積:990.29㎡
階数:地上2階
建物高さ:10m
構造種別:混構造(1階:鉄筋コンクリート造、2階:鉄骨造、屋根:木造)
竣工年月:2019年12月
狩野川と一体となった施設計画
一体感を生み出す道路管理者整備のトイレや駐車場等とのデザイン調整
川に沿ってゆるやかに湾曲する地場産材の架構に覆われた明るい物販スペース
空間的な広がりが感じられるレストラン
狩野川を望む休憩スペース
川とのつながる水際公園
 
 
 

事業コンサルタントとして携わった諫早市栄町東西街区が竣工・一部開業しました!

当地区は、JR諫早駅から本明川を渡って約2キロ、南北約250mのアーケード商店街のほぼ中央に位置します。個店中心の商店街振興組合が主体でアーケード整備やイベント開催などに取り組んできましたが、近年は車利用客のロードサイドへの流出、来街者の高齢化等によりにぎわいや活力の低下が進んでいます。
当事業は、補助率嵩上げなど中心市街地活性化関連の各種支援を受けながら、地方都市における身の丈再開発として可能な一つの形を実現したと言えます。また、従前の建物から駐車場を備え商業環境が一新した新たな建物を中心に、今後は当事業の最大の目的である商業機能の再生に向けた取り組みが期待されます。ぜひ一度お立ち寄りください。
【施設概要】
敷地面積:約5,902㎡(東街区:2,734㎡ 西街区:3,168㎡)
建築面積:約4,092㎡(建蔽率69%)(東街区:1,889㎡ 西街区:2,203㎡)
延床面積:約17,693㎡(容積率258%)(東街区:7,051㎡ 西街区:10,642㎡)
階  数:東街区:地上5階 西街区:地上10階
建物高さ:東街区:約20m、西街区:約37m
主な用途:商業、住宅、保育所、子育て支援施設
構造種別:東街区:鉄骨造、西街区:鉄筋コンクリート造

【事業工程】
2008年   準備組合設立
2012年8月  都市計画決定
2013年10月  市街地再開発組合設立
2017年6月  権利変換計画認可
2019年9月  竣工
2021年3月  市街地再開発組合解散
外観北東面
外観北西面
東側外観 栄町アーケード
 
 
 

事業コンサルタントとして携わった静岡呉服町第二地区が竣工・開業しました!

徳川家康公の統治時代から商業の中心として栄えてきた駿府の中心市街地“おまち”のなかで、幕府の政策などを掲げるための高札場が設けられた呉服町“札の辻”という特別な場所に札の辻クロスは位置しています。
2005年に準備組合を設立し、その後、事業を分化。第一地区:呉服町タワーは2014年に開業、当第二地区:札の辻クロスは2018年に開業し、連鎖型再開発事業が完結しました。CCRC構想を活用して高齢者福祉施設を設け、アクティブシニア層の都心居住と健康長寿をサポートしています。また、名店街との協働による地域商業自立促進事業の活用を図り、“おまち”のにぎわい創出に力を発揮する施設として多目的ホールを設け、地権者によるまちづくり会社:札の辻ビルマネジメント㈱が所有・運営しています。
当社は、導入施設の検討やまちづくり会社の仕組み構築を含め、再開発事業の推進に係る業務全般を行いました。
【施設概要】
敷地面積:約2,676㎡
建築面積:約2,096㎡(建蔽率78%)
延床面積:約19,714㎡(容積率578%)
階  数:地上1階 地上13階
建物高さ:約57m
主な用途:商業、業務、健康増進施設、ホール、高齢者施設
構造種別:鉄骨造

【事業工程】
2010年11月  準備組合設立
2013年12月  都市計画決定
2015年3月  市街地再開発組合設立
2016年3月  権利変換計画認可
2018年9月  竣工(開業 同年10月)
2020年9月  市街地再開発組合解散
多目的ホール『札の辻 CROSS HALL』
来街者も憩える広場空間
駿府の歴史背景を意識した外観
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